Wednesday, April 6

♯♭

ベッドの中
いやなことばかりが頭を回ってしまう時、
やな人、やな思い、やな時間、やな言葉、やな空気。
いやなのを知るのはこうも簡単なことだけれど
大事なことはやっぱり、
その先で見つかるものかな。
それとも、いやと分かったら
じぶんがじぶんであって
それがそれのかぎり、どうしてみても
見つからないかな。
初めから分かるいいものは、なんとなく
初めからいい所を見つけたのとは違って
いやな所にあっても、いやにならないもの。



本当の仲間かどうか
本当の恋人かどうか
本当の家族かどうか
本当の夢かどうか


見分け方がわからなくなった時、きっと
見つかるものを待つしかない。
それでも、
取り巻くものをどうしても
愛せないとわかったら
それはちがうのかな。
今はわからないけど、
たとえわかっていても、
今それは必要じゃない気がする。

でもいやづくしの夜はこうやって
ぜったいやって来るね。

いやなものはきらい。