Sunday, October 17

Mon Anniversaire de 26 Ans... .☆

『10月15日』

26歳の誕生日を迎えました。
最高の日でした。

夢の中みたいな、魔法みたいな、
宝石箱の中にいる様な時間でした。










大事な人と、会いたい人と会うことのできるどこでもドアが
本当にあった夜でした。




ぬくもりいっぱいのプレゼントも
あったかくておいしいご飯も
かわいいケーキも
きらきらとカラフルなお部屋も

大事な人たちがわたしに贈ってくれた
全部が、触れることのできる本物で
それは目の前にありました。

あまりにも幸せ過ぎたので、わたしは
いつまでもそこに留まっていられたらと思ったけれど、
その全ては、わたしの中にあるものだと教えてもらいました。
とても素敵で、気持ちがいっぱいだった。

ありがとう。ありがとう。ありがとう。









Thursday, October 14

和の化粧

「美しくなりたい。」

乙女の永遠の願いを叶えるのが化粧。
それは大昔でもやっぱり変わらなかった。

白粉の白、墨の黒、紅の赤、
今よりもずっと化粧品の種類や色も限られていた江戸時代、

乙女たちが精一杯工夫をして化粧を楽しんでいたその方法や様は
本当に繊細で、そのものが美しい。
はっとして、ため息ばかり出てしまいます。




紅花から採れる貴重な赤、
そこからさらに丁寧な作業で抽出してゆく純度の高い紅。

自然だけが持つ本来のやわらかい赤の魅力は、
薄く伸ばして塗ると愛らしい赤、
塗り重ねてゆくとたちまち玉虫色の輝きを放つ。

それは、くちびるの奥深い方からは赤が敷かれているのが分かり、
その上にはんなりとした桃色や、淡い黄色、緑がふわふわと浮かんでいるのが分かります。
究極の色玉虫色は、憧れの色であり、
それはくちびるを艶やかに本当に美しくする。




お猪口などに塗って売られていた口紅は、
上質なものが玉虫色に輝いて、
乙女たちはそれを少しずつ水で溶き、大切に使っていたそう。

その情景を思い浮かべると、とてもゆったりとした上品な気持ちになります。




鏡を前にして化粧をするのは私たちにとって大切な時間。

江戸時代にも、乙女心をくすぐるおしゃれなデザイン
鏡に向かう時間を楽しくする品々、
化粧道具があったそうです。

白粉の包み紙には、
"かぐや姫"の物語と考えられる絵がすられたもの
小野小町の絵
そして、歌舞伎役者を描いたものなどがあり、
團十郎や菊五郎の様に白くなれる、とか。
とても可愛い心意気。



白粉を塗る時に使った陶器の三段重ねの道具には、
よく見ると巻物が描かれてあるそうで、
"美しくなるための秘伝の書"なのかもしれない
と、考えられていることがとってもニクい。




キュートなアイテムの宝庫、紅板は、口紅を持ち歩くための道具。
開くと中に紅が塗られていて外出先での化粧直しに使われた。

胸元からさりげなくとり、
さりげなく小さな鏡を覗き込みながら紅をひく仕草は、
どれだけ魅惑的だろう。




携帯化粧道具もきちんとあり、中には、
白粉のケース、はけ、小さなくし、毛抜き、手鏡が入っていて、
かわいさ満点です。

一つのポーチに全てを仕舞い込んでいることの多い今よりも、
ずっとお洒落な感じがします。




いつの時も女性はお洒落がだいすき。
かわいいものや美しいものがすきな、乙女。

何でも溢れている今、一つ一つを大切に工夫する心、
その中にお洒落を見出す繊細さを見つめ直したい。

それが、今では薄くなってしまった本当のお洒落だと思う。